朝食はなぜ食べないといけないの?
私たちの脳は、寝ている間も休みなく働き、エネルギーを消費しています。
朝食は寝ている間に消費したエネルギーを補うもので、朝食をとらないと、脳はエネルギー不足のままで頭や身体を働かせることができません。そのため、午前中は体温があがらず、集中力もない状態が続きます。
また、私たちの身体を寝ている状態から、神経系が切り替わり心臓を活発に動かし、活動する状態に整えるには時間がかかります。30分程度早めに起き、朝食がとれるようにしましょう。
1日3回の食事を基本として、1回でも食事をしないことや1回の食事が菓子、果物、乳製品、し好飲料などの食品のみを食べた場合や錠剤・カプセル・顆粒状のビタミン・ミネラル・栄養ドリンク剤のみの場合をいいます。成果指標での欠食率は、「あなたはふだん朝食を食べますか?」という問いに対して「ほとんど食べない」と回答した市民の割合を示しています。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を知っていますか?
2019年の人口動態統計によると、死因順位は1位がん、2位心疾患、3位老衰、4位脳血管疾患でした。そのうち心疾患と脳血管疾患を合わせた循環器疾患を引き起こす原因は「動脈硬化」です。最近の研究で肥満(特に内臓のまわりに脂肪が蓄積した内臓肥満)がさまざまな生活習慣病を引き起こし、「動脈硬化」の要因となることがわかってきました。
内臓に脂肪が蓄積し、高血圧症・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病などの生活習慣病が起きやすい状態が「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」です。
メタボリックシンドロームは大人だけの問題ではありません。近年、生活習慣病は低年齢化し、こどもの肥満は増加傾向にあります。幼いころからの食育で、メタボリックシンドロームを予防しましょう。