熊本市 食育のひろば

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食育YES・NOチャート

「食」と市民運動 ~くまもとの食育運動の展開~

実践するのは市民のみなさん

 食育の推進には、市民一人ひとりが食育に対する関心を高め、実践することが大切です。生産から消費に係わる全ての人々が互いに情報を共有し、互いの理解と信頼を深め、全市民的な食育運動を展開していく必要があります。
 毎年6月は「食育月間」、毎月19日は「食育の日」です。
 家族や親しい友人と食卓を囲んだり、地域で開催されるイベントに参加するなど、一人ひとりが積極的に食育を実践し、市民運動としての食育を進めましょう。
 熊本市においては、「健康くまもと21推進会議 食の安全安心・食育部会」を開催し、食の安全安心・食育推進計画の進行状況の検証・評価を行い、計画の見直しに市民や食品関連事業者などの意見を反映できる体制づくりに努めています。
 食育に携わる保育所、幼稚園などの乳幼児期に携わる団体の「熊本市こどもの食育推進ネットワーク」を設置して、乳幼児期のこどもたちとその保護者が身近なところで情報を得ることができる体制を整備しています。

熊本市こどもの食育推進ネットワーク

熊本市の検証指標

「食」の応援 ~身近なところで応援します~

「ちょっと聞いてみようかな・・」から、楽しい食育はじめましょう

 市民一人ひとりが健全な食生活を実践しやすい環境を整備するためには、さまざまな角度から市民の食生活の改善をサポートする人材の育成が必要になります。
 そこで食育推進の中心としては、「食」に関する専門的な知識のある栄養士や調理師の育成と活用を促進しています。また地域では、約510名の食生活改善推進員等のボランティアが、離乳食や介護食の普及など、市民が食育について身近に知ることができる体制をつくっています。そのほか、気軽に電話、来訪して、食品に関する不安や苦情などを相談できる相談窓口の充実と周知にも努めています。
 まずは「ちょっと聞いてみて」、できることからあなたの食育を始めましょう。特に食育に関心が高い皆さん、あなたも食生活改善推進員として楽しい食育活動を始めてみませんか?

食生活改善推進員とは

 食生活の改善を中心とした健康づくりのための普及啓発をおこなうため、ボランティアで活動している人たちで、愛称を「ヘルスメイト」といい、全国で13万人が活動しています。熊本市では約510名のヘルスメイトが、「私達の健康は私達の手で」をスローガンに食育活動を展開しています。
 食生活改善推進員養成講座「すこやかくまもと栄養セミナー」は、栄養・運動・休養等食生活改善を中心とした健康づくりについて学ぶ、調理実習等を含めた講座です。
 詳しくは、お住まいの区役所保健こども課までお問い合わせください。

熊本市の検証指標

「食」の環境づくり ~事業者が支えるヘルシー食生活~

市民の健康を支える意識を

 「食」の多様化により、市民一人ひとりが自分に適した「食」を選択することが難しくなってきたなかで、食品関連事業者のになう役割は非常に大きくなっています。
 特に、外食を主体とした食生活を送る青年期を中心とする若い世代、ひとり暮らしや高齢者の健全な食生活を支援するためには、食品関連事業者等と連携した取り組みが必要となっています。 地域の飲食店や販売店、食品メーカー等は、自らが市民の健康をになっているという自覚と責任を持ち、率先して食育を進めていくことが求められています。
 栄養成分表示やヘルシーメニュー等の健康に関する情報の提供や工場見学等の体験活動の実施など、消費者が食育を実践しやすい環境整備をすすめましょう。

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